以前、日本の海洋事故原因のワースト3というのを、ニュースで言っていました。
ワースト3位は、居眠り
ワースト2位、船の不整備、機器の故障
ここまでは、世界中、よくある話です。でも、日本のワースト1位って、なにか知ってます?
ケータイ電話で、メールを打っていての衝突、座礁ですって。日本人らしいと言うか・・・情けないというか・・・。
ところで、世界の海では、あたりまえになっているマリンVHFラジオが、なぜか日本では普及されていません。
海上保安のHPにこんなことが書かれていました。海難船舶隻数のうち、漁船及びプレジャーボート等の海難隻数は、全体の4分の3を占めている、と。また、118番通報による通報のうち、船舶からの携帯電話を使用した通報は72%。
日本の海を航海する場合、ケータイ電話が必需品のようですね。
私は今の社会に逆行して、ケータイ電話が好きではありません。子供たちの教育や社会に、悪影響を与えているのは、ケータイ電話と言われていますが、まったくの同感です。ケータイで、ネットやテレビが見られるようになって、学校や会社の机の下で、ケータイを見ている生徒や社会人が多いといいます。
ケータイを見ながらヘルムを持っている人も、多いのでしょうね。
ところで、ケータイ電話って、防水じゃないですよね。以前、ケータイにビールをこぼして、使えなくなってしまいましたが、それでも、ケータイがあるから、マリンVHFは必要ないと、日本は言うのでしょうかね・・・。
日本の海では、マリンVHFの代わりに、ケータイをジップロック袋に入れておかないといけないようです。
ところで、日本でのマリンVHFラジオの販売に、『検定品ではないため、この機種での開局はできません』と書かれてあります。これって、どういうことでしょう?世界では、海上安全のために普通に使われている機種なのに、日本の検定に外れるということでしょうか???
なぜ、日本の海で船に乗っている人は、このマリンVHFラジオが日本で普及しない現実を疑問視しないのでしょう???
海上の安全を考えるならば、とても重要なことだと思うのですが・・・。