2008年9月29日月曜日

日本の海難事故ワースト3











以前、日本の海洋事故原因のワースト3というのを、ニュースで言っていました。

ワースト3位は、居眠り

ワースト2位、船の不整備、機器の故障

ここまでは、世界中、よくある話です。でも、日本のワースト1位って、なにか知ってます?

ケータイ電話で、メールを打っていての衝突、座礁ですって。日本人らしいと言うか・・・情けないというか・・・。

ところで、世界の海では、あたりまえになっているマリンVHFラジオが、なぜか日本では普及されていません。日本の海では、ケータイ電話を持って乗船し、なにかあったら118番に電話するようにとのことです。

海上保安のHPにこんなことが書かれていました。海難船舶隻数のうち、漁船及びプレジャーボート等の海難隻数は、全体の4分の3を占めている、と。また、118番通報による通報のうち、船舶からの携帯電話を使用した通報は72%。

日本の海を航海する場合、ケータイ電話が必需品のようですね。

私は今の社会に逆行して、ケータイ電話が好きではありません。子供たちの教育や社会に、悪影響を与えているのは、ケータイ電話と言われていますが、まったくの同感です。ケータイで、ネットやテレビが見られるようになって、学校や会社の机の下で、ケータイを見ている生徒や社会人が多いといいます。
ケータイを見ながら
ヘルムを持っている人も、多いのでしょうね。

ところで、ケータイ電話って、防水じゃないですよね。以前、ケータイにビールをこぼして、使えなくなってしまいましたが、それでも、ケータイがあるから、マリンVHFは必要ないと、日本は言うのでしょうかね・・・。

日本の海では、マリンVHFの代わりに、ケータイをジップロック袋に入れておかないといけないようです。

ところで、日本でのマリンVHFラジオの販売に、『検定品ではないため、この機種での開局はできません』と書かれてあります。これって、どういうことでしょう?世界では、海上安全のために普通に使われている機種なのに、日本の検定に外れるということでしょうか???

なぜ、日本の海で船に乗っている人は、このマリンVHFラジオが日本で普及しない現実を疑問視しないのでしょう???

海上の安全を考えるならば、とても重要なことだと思うのですが・・・。


われらをめぐる海

またまた、本を紹介。
最近、古い本がまた脚光を浴びていますね。『蟹工船』が今の社会の象徴としてまたベストセラーになっているなんてね…。本は、時代を巡って読まれるんですから、本って素晴らしい。作家は死んでも、本は生き続けている。

今回のご紹介は、レイチェル・カーソンの『われらをめぐる海』

これも、時代を巡る本ですね。

ブルーラティチュード

みなさん、ブリティッシュ・コロンビア州の語源って知っています?バンクーバーの語源は? 

BC州の語源は、クリストファー・コロンバス(コロンブス)。
バンクーバーは、ジェームズ・クック船長と共に航海したジョージ・バンクーバーです。

二つとも、海洋探険家の名前です。こんな世界的有名な海洋探検家の名前をもったこの場所でヨットを学び、特に、クック船長の航路と深く関係しているこの海をクルージングできるなんて、幸せですよね~。

ところで、ファンデフカ海峡は、クック船長が見過ごしてしまって、その後、ギリシア人の航海士により存在が確認され名前がつきました。でもなんで、あんなに広い海峡を、クック船長は見過ごしてしまったのでしょうね~? 眠っていたのかな?

またまた、本を紹介です。

ジェームス・クックの航跡をたどる本です。なかなか面白いですよ。

2008年9月25日木曜日

世界初の気象予報士は、船乗りだったといいます。
では、これ(←写真)を見たら天気はどうなる???



突然ですが、海に関するクイズです。

海水の電気の通り方は? 

①通さない ②水よりも良く通る ③水と同じに通す

潮の満潮から満潮まではおよそ何時間? 

11時間25分 16時間25分 18時間25

日本にくる台風の渦巻きはどっち回り? 

①右まわり ②左まわり ③決まってない

日本の海の緊急にかける電話番号は?

117 118 119

日本時間と世界標準時とのズレは? 

6時間 9時間 12時間、

クラゲに刺されたら、どうしたらよいでしょう? 

醤油をかける 酢をかける ③味噌汁をかける  

クジラの潮吹きはなに? 呼吸 ゲップ オナラ

海援隊のメンバーではないのは?

坂本竜馬 武田鉄也 勝海舟 

ウインドバレーセーリングスクールの語源は? 

①セーラームーン ②ガンダム ③風の谷のナウシカ

ボブ船長がヨットに乗る理由

①そこに海があるから ②海に大ロマンを感じているから ③泳げないから 

 
海に関係のない問題ですが。

Hになると、硬くなる棒状のモノとは? 

*

*

*

答えはもちろん、 鉛筆の芯ですよ!

これって?

海のステルスといわれた、シーシャドウ。
これって、どうやって浮いてるの?

素朴な疑問でした。

2008年9月19日金曜日

読書の秋

最近、『岩盤浴をしながら読書』、『読書をしながら岩盤浴』という至福の時間をむさぼっています。岩盤浴は気持ちがいいですね。サウナと違って、本が傷まないから一日中居られます。

ところで、今回は「宇宙船とカヌー」という本を紹介します。
父は、宇宙船を作ることに没頭した科学者。スペースコロニー計画に携わった人。息子は、17歳で家出をし、カナダBC州のサンシャインコーストあたりの森の木の上で生活しはじめ、ゴミ捨て場をあさって、自分のカヌーを作ることに没頭する変わり者。
「アパートを借りるなんてもったいない」と、中古のヨットを買って、そこに住みつき、自由気ままに海に漂いながら、ヨットから大学に通い、遠くへ旅がしたくなったら、タグボートをヒッチハイク。
この親子の物語が相互に書かれた実話です。カナダ、バンクーバー周辺の海が舞台ですから、みなさん、なかなか面白く読めると思います。
この本、ボブ船長にお貸ししたら、ボブ船長も大絶賛。

現在も、ボブ船長にお貸ししているので、自分でも個人的にもう一冊買おうとアマゾンで調べたところ、な、なんと、在庫なし!中古でも、8000円!状態の良いもので12600円という値段。文庫本が、古本でも10倍ほどの値段になるなんて!信じられません。
お薦めしようにも、この値段では、考えものですが、機会があったら読んでみてください。
以外にも、英語版だったら、バンクーバーの古本屋に、ホコリをかぶって安くあるかもしれませんよ。みつけたら、絶対、キープですね。

ではでは、また。
「岩盤浴をしながら読書・・・、いい時間です・・・」

何か、お薦めの本がありましたら、教えてくださいね。

2008年9月16日火曜日

バンクーバー島一周コース、順調です


Yacht Master Offshore コースを航行中のSilver Sea Star号、今年は秋の好天に恵まれ、順風満帆の様です。
試験的に、SPOTという端末を使って位置情報を発信しているので、陸からも行程を追うことができます。

外洋航路に出られる方は、ぜひご一考願います。

2008年9月10日水曜日






NYC,Mid Townからみた風景。  南は今更ながら、変わりました。 Ground ZeroしかないDowntownは全くアンバランス。   北を見た、Up townから、Central Park north. これは変わりません。   明日は911ですが、あの日は僕はシアトルにいました。    テレビを8時30分ごろ見て、夢かうつつか合成画像か、いや現実か。  そう思いながら見続けたテレビに、ブッシュより早く現れたのは州知事、ゲリーロック。  彼が、言った最初の言葉は今でも鮮明に覚えております。   ”In this coutry 、people unite.”   そして彼がとったアクションはまさにその午後にエリオットベイに海軍を入れて、上空に砲台を向けた。  
阪神大震災の時に決断を遅らせ、米軍はおろか自衛隊のアクションさえ躊躇のあげく、多くの人間を瓦礫の下で、焼死させていった某国の首相とは、事に及んでの危機管理意識、能力の違いがここまで違うのかとそのときは痛感しました。 これはブログだから言いたい事を言わしてもらってますが、おそらく今の平和ボケの日本では有事のおり、イージス艦はじめ、多くの、自衛隊、米軍は民間Vesselとの衝突を気遣う余り、機能しないかと危惧されます。




















































2008年9月3日水曜日

風鎮祭

あれは、はじめてWVセーリングスクールの門を叩いた時のことでした。
ISPAの入学証明書と言うべきログブックに、名前と住所を記入してボブ校長先生に手渡すと、それを見たボブ先生は、「君は、あの八尾?」と尋ねるのです。「八尾をご存知ですか?」と尋ねると、「僕はね、一度行って見たいと、昔から思っていたんだよ。八尾の『風の盆』は、素晴らしいね・・・」と、ボブ先生。

富山県八尾町に伝わる『越中八尾おわら風の盆』は、知る人ぞ知る、有名な祭りです。さすが、博識なボブ先生ですね。
これは、江戸時代元禄期から伝わる古い祭りで、実は、二百十日(稲穂の実る季節)の風を静める風鎮際と言われています。

艶やかで優雅な女踊りと、勇壮な男踊り、哀切感に満ちた胡弓の旋律で、なかなかいいですよ。よく、小説の舞台にもなります。

この風の町が、実は、私の故郷なんです。今年は久しぶりに、祭りに帰郷しました!!!

世界中、様々な場所に行ったことのあるボブ先生も、この季節はほとんど海の上で、「この祭りには、行きたくても、なかなか行かれないね・・・」と、残念な声でおっしゃっていましたので、ちょうど祭りの真っ最中、タイムリーな写真を添付します。この祭りに欠かせない胡弓の音色も添付しておきました。雰囲気だけでも味わってくださいませ。ではでは、ボブ船長、次の出航も、お気を付けて!
ちなみに、越中おわら風の盆は、9月1日2日3日です。みなさん、遊びに来てね。

2008年9月2日火曜日

ゲリラ雨

東京は、すごい雨でしたね~。
傘のいらないカナダ(バンクーバーは除外)のノリで外出したら、バケツをひっくり返したような雨に、電車は遅れるし、交通機関が滞るから、人ごみになるし・・・最悪。しかも、雨の降る直前まで、湿度がサウナ状態で、「もっと酸素を・・・」と、息苦しくなる感じ。最近の集中豪雨を、ゲリラ雨と言うそうですよ。いやはや、大変でした。
ところで、人工衛星の雲の様子では、バンクーバーの雲は、徐々に薄くなってきましたね。よしさんの古希クルーズも、ようやく、太陽を拝んでいるのではないでしょうか?
ちなみに、二枚目の写真は、よしさんとボブ船長が、古希クルーズのために、船を回航した日の上空。これを見たら、「おぉぉ~、大丈夫かな~」と、思いましたよ。でも、この写真、とても分かりやすい写真ですよね。この日の風は、南西風。よしさんとボブ船長にとっては、追い風ですけど、もし向かい風だったら、ゲロゲロゲロ~で、私は、使い物になりませんよ。

ゲロゲロゲロ~っと言えば、久しぶりにボブ船長の生徒さんと、東京で、一杯やりました。月島のもんじゃストリートで、東京名物のもんじゃ焼きを食べましたよ。月島商店街に、ひしめくように立ち並ぶもんじゃ焼き屋さん、その数、65軒。お隣さんの右も左も、裏も向かいも、もんじゃ焼き屋さんです。ずらりと並ぶもんじゃ焼き屋さんに圧倒されました。
ボブ船長も、大、大、大好物だそうなので、今度、東京におこしの際には、ぜひぜひ、もんじゃ焼きで一杯やりましょう。

ちなみに、クルーズのギャレー料理にもいいかもしれませんね。
今度、レシピ持っていきますよ。でも、もんじゃの後のシメは、やっぱり、お好み焼きでんな~。 

と、言いながら、焼きソバ注文しましたけど。
ほな、さいなら。

セーリングバディー


この写真、ずいぶんと昔の写真ですが、セールを出して静かにセーリングすると、ボブ船長が、まるで揺り篭に揺られた赤ちゃんのように、ぐっすりとデッキで居眠り。そこへ、ボブ船長のセーリングバディーのルカがやって来て、寄り添って一緒に寝息をかき始めました。太陽はキラキラ、気持ちのいい風。
こんなボブ船長とバディー・ルカの仲のいい光景を見ると、「あ~、私も犬が欲しいな~」と思うばかり。カナダでは、犬を乗せてセーリングする人が多く、港に停泊しても、船から顔を出してシッポを振っている犬をよく見かけます。

この夏、スクールの生徒さんが、チワワを二匹連れてクルーズにやってきました。 最初は、ちょろちょろと足元を走り回るチワワに、踏んづけてしまうのではないかと、おちおちクルーワークもできませんでした。それに私は、チワワと言えば、ちょっとしたことで、きゃんきゃん吠える、うるさい生き物と思っていたのです。
ところが、そんなチワワと一緒にクルージングをしているうちに、私はだんだんとチワワの魅力にメロメロになっていき、今では、チワワの大ファンになってしまいました。チワワって、こんなに可愛かったのですね。
セールを出して、静かな揺れになると、すぐにも眠てしまうベビーボブ船長の胸の中にすっぽりと入って甘えるチワワ。飼い主も、時々、チワワを抱いてヘルムを持ったりして、・・・チワワって、まるで、ポケットドッグですね。ポッケにチワワを入れて、私も旅がしたいな。
やっぱり、セーリングバディーには、チワワですね~。ということで、ちょっと、ペットショップに行ってきます。