2012年5月4日金曜日

海難事故、救助の遅さ・・・

今回の落水者事故の救助内容 これは、十分に問題があるのではないでしょうか。

(沖縄-東海ヨットレース2012実行委員会のHPから一部抜粋しました。)

00:06 落水者1名発生(東京都)52歳 乗船経験45年

00:20 レース本部受理

   (この間、37分)

00:57 10管区運用司令に実行委員長から通報

   (この間、約1時間)

02:00 海保出動   海上保安庁の航空機が2時に飛発ち現場海域を3時半から6時半まで捜索、

   (この間、1時間30分)

03:30~06:30  捜索活動  巡視船は午前5時に到着し捜索を続けています。



カナダでヨットに乗っていると、常にVHF無線16チャンネルを聴守しているので、海難事故の一報をよく耳にしますよね。

私もバンクーバーでヨットに乗っていたときに、意識不明のダイバーの漂流事故でしたが、漂流が発生した緯度経度の情報がVHF16チャンネルにより伝えられ、ちょうどその近くにいたので、双眼鏡で海面を探しながら走行したことがあります。


今回の事故ですが、落水事故当事者の船から、直接コーストガードに無線連絡(VHF16chの使用)ができたら、すぐに海保の出動、回りにいる船へのペイ・アテンションの要請ができたのではないでしょうか?

詳しいことは分かりませんが、この時系列を見ると、第三者からの通報により、(状況が不明瞭にもなる)、海保の出動が遅れた可能性も否めない気がします。

(個人的な感想ですが、まるで、北朝鮮人工衛星発射のときのことを思い出してしました…。)


日本も早く、国際VHF無線(16ch)の整備が整い、ダイレクトに海保や周辺の船と連絡が取れ、海上にいるみんなで、お互いの命を守り合っているような海になって欲しいですね・・・。


日頃のMOB練習も必要ですが、MOBを出さない心がけを十分にしなければなりませんね・・・。


本当にご冥福をお祈りいたします。

2 件のコメント:

bob さんのコメント...

全くそのとおり、多分カナダなら少なくともすぐに付近の船が救援に駆けつけます。
更に、事故を起こした船がVHFを持っていたら即メーデーコールしたでしょうから、コーストガードもすぐに即応したと思いますね。

bob さんのコメント...

全くそのとおり、多分カナダなら少なくともすぐに付近の船が救援に駆けつけます。
更に、事故を起こした船がVHFを持っていたら即メーデーコールしたでしょうから、コーストガードもすぐに即応したと思いますね。