2008年9月3日水曜日

風鎮祭

あれは、はじめてWVセーリングスクールの門を叩いた時のことでした。
ISPAの入学証明書と言うべきログブックに、名前と住所を記入してボブ校長先生に手渡すと、それを見たボブ先生は、「君は、あの八尾?」と尋ねるのです。「八尾をご存知ですか?」と尋ねると、「僕はね、一度行って見たいと、昔から思っていたんだよ。八尾の『風の盆』は、素晴らしいね・・・」と、ボブ先生。

富山県八尾町に伝わる『越中八尾おわら風の盆』は、知る人ぞ知る、有名な祭りです。さすが、博識なボブ先生ですね。
これは、江戸時代元禄期から伝わる古い祭りで、実は、二百十日(稲穂の実る季節)の風を静める風鎮際と言われています。

艶やかで優雅な女踊りと、勇壮な男踊り、哀切感に満ちた胡弓の旋律で、なかなかいいですよ。よく、小説の舞台にもなります。

この風の町が、実は、私の故郷なんです。今年は久しぶりに、祭りに帰郷しました!!!

世界中、様々な場所に行ったことのあるボブ先生も、この季節はほとんど海の上で、「この祭りには、行きたくても、なかなか行かれないね・・・」と、残念な声でおっしゃっていましたので、ちょうど祭りの真っ最中、タイムリーな写真を添付します。この祭りに欠かせない胡弓の音色も添付しておきました。雰囲気だけでも味わってくださいませ。ではでは、ボブ船長、次の出航も、お気を付けて!
ちなみに、越中おわら風の盆は、9月1日2日3日です。みなさん、遊びに来てね。

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