2012年4月27日金曜日

落水者救助法、比較してみました。

ISPAは、ASA(アメリカ)やRYA(イギリス)などの従来のヨットスクールの問題点を改善して作られた団体なので、ISPAが教えるMOB救助法は、もっとも効率的で安全なのは疑いようもありません。

でも、どうして、既存の老舗的なスクールは、未だ8の字救助法を教えているのでしょうか?

ちょっと比較してみました。


8の字救助法
(主にASA、日本ではAOKIが教えている)
クイックストップ&ターン法
ISPAが教えている)


 ≪メリット≫

①ジェイブしなくてもよい。


(あれ、一つだけ?)









 ≪メリット≫

MOBとの距離が離れない。
MOB引き上げ時の状態は、ヒーブツーが基本のため、船が安定している。
③デッキ上での作業が安全。
④舵を風上に切って固定すれば、船は安定しているので、ヘルムから手を離せる。ヘルムズマンが救出に行ける。
⑤ヒーブツー後、速やかにセーリングに戻れる。
⑥ヒーブツー状態で、MOBの周りを回り続けることができるので、一度で取れなくても、再度迅速に試みることができる。
⑦船首が必ず風上の方向に向いているので、横転しない。


 ≪デメリット≫

①8の字を描いている間にMOBとの距離が離れてしまう。
②ビームリーチ(横風横波を受ける)を走る距離が長い。
③スピードコントロールをジブのリリースで行うために、バタバタとフロッキングを起こし、ジブがファーリングに絡む。
④ジブシートも、いたるところに絡む。
⑤バタついているジブシートで、デッキ上の作業が困難。シートに鞭打ちされる。
⑥すぐにセーリング状態に戻せない。
⑦一度で取れなかった場合の、再度の試みが迅速に行えない。
⑧船が不安定で、木の葉状態。


 ≪デメリット≫

①ジャイブしなければならない。
②安全にジャイブするために、メインを全部引き締めるので、その時間を要する。

(①②ともに、手際がよければ、まったく問題ない)


荒天時では、8の字の最後の段階のジブのリリースは、現実的ではないように思いますね。

やはり、最後はヒーブトゥーにした方がいいですね。ヒーブトゥーにするには、裏ジブになるマニューバにしなければなりませんので、MOBと帆(風)との関係をしっかりと分かっていなければなりませんね。



1 件のコメント:

bob さんのコメント...

MOBしっかり練習する挺ではまず発生しません。
皆さん練習しましょうね。

Bob