2009年5月6日水曜日

噂の検証

ちょっとした噂を聞いたので、調べてみました。

噂1。一級船舶試験の際、三角定規しか使ってはいけないという噂。
検証。JMRAに問い合わせた結果、距離計の付いた定規以外はOKだそうです。WVで使われるプロッターはOK。(写真のようなものはダメ。)

噂2。一級の規則が変わって、自己操船義務になった。要するに、以前は、乗船者のなかに免許所得者が一人いれば、誰でもヘルムをとってもOKでしたが、これが、ダメになったという噂。
検証。JMRAに問い合わせた結果、従来どおり、免許所有者が一人いればOK。ただし、港内と本船航路内は、免許保持者の操船義務が発生します。要するに、港内と本船航路以外では、免許は要りません。

噂3。もうすぐ、DSCの付いたVHFの規制が緩和されるという噂。

検証。総務省に問い合わせました。以下が総務省からの回答

【回答】ご指摘のとおり米国等では、日本製の安価な国際VHFの無線設備が販売されていることは、情報として入手しているところです。これらの設備は、日本の電波法を受けた無線設備規則等の技術的基準に合致しないことから、日本国内では、使用(免許)できないものもあります。 米国等に比較して、技術的基準が厳しいとの指摘もあると思いますが、日本での電波をめぐる環境等の関係もあり、一概に、基準を統一することも難しいことと考えます。 ただ、総務省では、昨年度、「海上における船舶のための共通通信システムの在り方および普及促進に関する検討会」(検討の結果は、総務省HPの報道発表資料参照)を開催し、国際VHF(DSC含む。)の普及について、提言を受けており、近く、この提言を受け関係規則を改正すべき準備中であります。 国際VHF等の技術基準は、若干緩和される予定ですが、現行では、現在の基準に合致しなければ、電波法違反となります。

予想と傾向。電波法の改定や規制緩和が検討されているようですが、VHF本体の値段は安くならないでしょうね・・・。資本主義国ですからね・・・。需要が出ると、値段は高くなりますから。普及に努めるなら、安く提供しなければならないと思いますけれど。

それに、国際VHF試験には、英語が必須のようです。この時点で、ほとんどの日本人セーラーは挫折するようですね。国際VHFの普及の前に立ちはだかっているのは、英語でもあるようです。

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